What is the difference between おぼえがある and 記憶がある ?Feel free to just provide example sentences.

「おぼえがある」と「記憶がある」は、どちらも過去の出来事や経験を指しますが、ニュアンスや使い方に違いがあります。

1. おぼえがある
・ニュアンス: 比較的曖昧で、断片的な記憶や感覚的な思い出を指します。確信は薄い場合が多いです。
・使い方: 個人的な経験や感覚に基づく記憶について話すときに使われます。
例文:
この風景、どこかで見たおぼえがある。（漠然とした記憶があるが、はっきりしない）
彼の名前にはおぼえがあるけど、どこで会ったか思い出せない。
小さいころに、こんな歌を聞いたおぼえがある。

2. 記憶がある
・ニュアンス: より明確で、しっかりとした記憶や具体的な内容を思い出せる場合に使います。
・使い方: 事実や情報について確かな記憶を持っているときに使われます。
例文:
昨日の会議で、この話題が出たことは記憶がある。（具体的に覚えている）
子どもの頃の楽しい思い出は、はっきりと記憶がある。
その件については、まったく記憶がない。（明確に覚えていない）

◯違いのまとめ
おぼえがある: 曖昧で感覚的な記憶（例: 「見たことがあるような気がする」）。
記憶がある: 明確で確かな記憶（例: 「見たことをはっきり覚えている」）。

◯対比例
「彼の顔におぼえがあるけど、どこで会ったかはわからない。」
（顔だけは見たことがあるという曖昧な記憶）
「彼の顔に記憶がある。確か去年の会議で会った。」
（いつどこで会ったかをはっきり覚えている）